【初山小屋泊】那須連山の秘湯を目指して 1日目 三斗小屋温泉へ
三斗小屋温泉 煙草屋さんの露天風呂より。
6時間、ひたすら歩いてきた先に辿り着いた秘湯「三斗小屋温泉」は、野性味と解放感たっぷりの、疲れが一瞬で吹き飛ぶ温泉でした。
※補足 2018/04/01
煙草屋旅館のオーナー様からご依頼があり、サイトリニューアルに伴い、この画像を提供させていただきました!恥ずかしながら、TOP飾ってます。いやホントにマジだ!ウケる~!(*^^*)
こんなババァの写真が!と、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、嬉しいものは嬉しい!この写真を採用してくれたオーナー様!本当にありがとうございます!一生の思い出になりました~(≧▽≦)
というわけで、どちらも勝手に使用しているわけではありませんので、ご安心ください。そして皆様、こちらの温泉はワイルド感溢れて、本当に感動しすぎて笑っちゃうぐらい、良い露天風呂です♪ 2~3時間ほど山道を歩かないと行けない場所ですが、どうぞ!ぜひぜひ頑張って行かれてみてくださいね♪
それと、お風呂で写真撮る人はあまりいないと思いますが、あんまり推奨されないからね~!(カメラも湿気でやばい動きしだすから!水没したらマジ最悪だから!)
特に『他人』が写り込むのは絶対に!絶対ダメ!
それ『盗撮』!『犯罪』ですから!
普段、私は誰もいない時に撮影させてもらってます。でもこの時は、許可はとっていなくて・・・
連絡が来た時は、怒られるのかと思い、本当に超焦りました・・・(-_-;)
私はこれからもお風呂写真は続けるけど、ちゃんと事前に許可は取ろう・・・
個人的なことですが、毎年6月~7月は仕事が忙しくなる時期でして。精神的にも体力的にも限界になる前に、お休みもらって、秘湯でたっぷり充電することにしました。
で。今回はなぜか、板室温泉からの出発です。なんでやろうと思ったのかは、こちらの地図を見て、行けるじゃね?って思ったからです。
やっぱり地図買うと、登山の幅が広がるね♪
一応、那須岳の登山マップに、今回の行程を色塗りしてあります。
マップは下記サイトからパクりました。ごめんなさい。
那須登山・トレッキングコースガイド - 那須町公式ホームページ
オレンジが1日目、青が2日目の行程です。てか、めっちゃ長距離歩いてんな。自分。
とりあえず、直前に思いついて適当に決めたので、1日目の山行は結構ツラいです。しかも熊出没多発地域を通過しますので、女性ボッチはあんまりオススメ出来ないかもデス・・・私は無事でしたが、なんとなく不安で落ち着かなかったです。
まぁ何がともあれ、報告です!
東野バス
15板室線を確認してくださいね。なお、終点まで乗ります。料金は910円です。
今回は、ここから出発です。
板室温泉バス停を過ぎ去り、左手にある車道へ。
乙女の滝入り口にある登山道を目指します。たぶん、板室温泉から直で行ける登山道があるハズなのですが、よくわからないので地図通り行きます。
今日は天気が良くて、気温が高くなりそうな予感・・・水足りるかな・・・
登山道までは50分近くテクテク行きます。結構な遠回りしてるのでイライラしますが、とにかく歩くしかない。
途中住宅街を過ぎ去ります。道路なので歩きやすいのですが、ずっと坂道なので息が上ります・・・つ、ツライぜ!
50分近く歩くと、登山口発見です。が、その前に乙女の滝へ寄り道っと・・・
まぁこんな感じの普通の滝です。駐車場やトイレもあるので、身支度整えます。てか、日曜日なのに誰もいない・・・
8:00 登山開始
さてと。とっとと登りますよ。最初の1時間弱で、すでにヘバってますけどね。
最初はこんな感じの山の中を歩いていきます。沢もあるので、かなり清々しい感じです。
が、あまり歩く人がいないらしく(宿についたら、ビックリされたぐらい、マイナーな登山道でした・・・)、踏み跡も薄く、ドキドキしながら登って行きます。
うっそうとした山の中に、足を踏み入れてしまったようです。
しかしいい天気だ・・・汗が止まらない・・・
途中あった看板。ここまで30分ほどでした。
やはり板室温泉からも行けるようですね。ヒマがあったら見つけてみたいが、当分行くことはあるまい・・・
一時間ほど歩くと、唐突に車道(林道)に出ます。この先、車道と登山道を繰り返しながら登って行きます。さらっと言ってますが、ここまで来るのも結構ツラい!
どうやら今回、あんまり体調がよろしくなかったようで、すでに靴擦れ起こしてしまったようです。゚(゚´Д`゚)゚。 超帰りたいっ!
でも、ここでくじけたら、宇都宮女の名折れだっぺよ!行くズラよ!
あ。でも、写真が極端になくなります。まぁ林道とかだしね。眺め良くないし・・・
車道にちょくちょく出るので、車に注意が必要です。あと、めっちゃ見られます・・・
途中からツツジの赤い色が目立つようになって、少しだけ心癒されます。ただ、登山道がかなり不鮮明になり、車道を歩く時間が多くなります・・・なんか納得行かない。
最後はひたすら車道を歩き、沼原湿原の駐車場に到着です!
10時10分 沼原湿原駐車場 着
地図よりもかなり早いペースで登ってしまった。たぶん辛くて早く誰かに会いたかったんだはず。ダメだなぁ。ペース乱れまくりだ。
あと駐車場のトイレ閉鎖されてました。いろいろ納得出来ない出来事が多すぎて、超帰りたい。
湿原まではまだまだ。長い坂を下って行きます。
10分ほどで沼原湿原到着~!暑い~!疲れたぁ~!!でも天気いい~!
白い花が満開でした。が、名前がわかりません・・・
大型バスで来られた団体さんもいっぱいで、3時間近く誰とも会わなかったせいか、いろんな人と会話しながら景色を楽しみます。
今年は水が少ないのか、湿原というより普通の草原でした。思ってたのと違う・・・
さて、何がともあれ、ここで休憩。お昼にします!
途中にあったベンチに座って、アルコールストーブと2代目メスティンで飯盒しますよん♪ だいぶ山ごはんに慣れてきたな 私。
今回は『天カス丼』。十穀米でおしゃれに仕上げつつ、天カスで高カロリーを摂取するっと。左上は醤油ではなく、ポン酢です。
このメニューは、下記コミック参照して作りました。もう掲載されてないのが残念ですが、なかなかウマかったっす。これ、いいかも!
さて。ここからが本番。秘湯の温泉までは残り3時間弱 歩かねばなりませぬ。だって、露天風呂の女性専用時間までに到着したいし!
11:00 沼原湿原出発 三斗小屋宿跡へ
こんなお花のトンネルを抜けると、、、
唐突に分岐が出てきます。ここからは熊出没注意地帯です。
熊よけ鈴2個つけて、テクテク行きます。まぁ今日は暑いから大丈夫だと思いますが。。。(すでに1リットル消費しております)
最初はなだらかな道が続きますが、徐々に山道へ。ひたすら下って行きますよ。
だんだんうっそうとした山道になります。枯れた沢を幾つも横断していきます。雨降った後はちょっと怖いかも。
壊れかけの橋 恐怖のあまり、徳永氏の歌が脳内リピ始めます。
思春期に少年から 大人に変わる~♪♪♪(by徳永)
湯川?かな?
再び壊れかけの橋。体重かけるとギシギシ鳴るもんで、超怖い・・・
でも3歳児も元気に渡っていたので、負けられない。
でも釣り人もいるし、安心感はあります。魚がいるってことは、熊も出るってこと みたいですねぇ。
川もいいねぇ。涼しくてつい長居したくなりますが、私には露天風呂が待っている!
この先、快適な林道が続きます。これは深川ダム方面ですね。時々車通りますので注意です。(釣り人さんかな?)
あと、ヤマビルが気づいたら腕にいましたねぇ。血吸われる前だったので、デコピンしたけど。危なかったZE★
快適な道ですが、微妙に坂なのでキツいです。
でもねー3歳ぐらいの男の子も元気に歩いていたりと、ほのぼの感もありまして。(まぁ幼い子供がいるような場所じゃないような気がするんだけどね)意外と楽しめたところでした。
人も少ないですしね~
20分ぐらい歩くと、墓場とか出てきます。そしたら宿跡はもう少し!
こんな清々しい道を過ぎ去ると、唐突に宿跡に到着です!
12:20 三斗小屋宿跡 到着
左側の広場が跡地ですよ。なるほど。谷にある感じだったのか。ここから各方面の山々が一望出来ます。ふむふむ。難所に行く前の休み所だったわけですね。
歴史的にいろいろあって、幽霊が出るとかなんとか言われてたけれど、来たらめっちゃ清々しい空気が流れてて、超いいところでした。
ネットの意見は半信半疑ですな。まぁアラフォだし、もう怖いものなんかないのかもしれない。墓よりも幽霊よりも、熊が怖いっつうの!
これから行く方面を眺め見る。荷物が重くてそろそろ限界。(酒とかいっぱい入ってるからね!)
あと1時間20分。残り水500ml。大丈夫だろうか。
見難いですが、那珂川源流です。こんな山奥まで来てしまった・・・
この先はずっと登りです。非常に素敵な山道が続くのですが、とにかく暑い!体力もほとんど残っていないので、もう気力でしか登っていません。ハァハァハァハァ・・・
この山行で何度目だ!壊れかけの橋!!(もうメンタル崩壊寸前)
1時間10分ほど歩くと、分岐に出会います。ここまで来たら三斗小屋やすぐそこ!もう水もないので、熱中症寸前!かなりヤバィ!
建物出てきた~!ヽ(´エ`)ノ これは大黒屋ですよん。喉カラカラで、大黒屋さん前の水場で水ガブ飲みしちゃいました。宿の人もビックリしてたし、、、ゴメンネ・・・
13:50 三斗小屋温泉到着~
今回お世話になるのは、露天風呂のある煙草屋さんです。お宿のオジサマ2名が優しく出迎えていただき、「当分誰も到着しないだろうから、露天入っても大丈夫だと思う」って言ってくれたので、遠慮無く行くことに。
6畳1間を独り占め。鍵はありません。古い建物で、歩くと建物全体がユサユサ揺れますが、昔の家っぽくて私は好き。
で。荷物置いたら、即露天風呂へレッツ!
あ。ちなみにお風呂は、露天風呂と、女性専用内風呂、混浴内風呂の3つです。内風呂でのみ体が洗えますよ。
で、これが煙草屋名物、解放感溢れる露天風呂。もぅ万歳するしかないでしょう!
この景色、独り占めだぜ!?
てか、一番風呂いただいてるんだぜぇ~!!疲れ吹っ飛ぶぜぇ~!!
お湯に浸かると、三本槍岳と流石山が一望出来ます(*´ェ`*)
ヤバィ。超イィ♪顔のニマニマが止まらない・・・(・∀・)ニヤニヤ
水分補給しながら、のんびり1時間ほど楽しんじゃいました。
一時休憩しながら、夕食前にももう一回露天風呂へ。秘湯堪能です♪
寝る前には大浴場へ1時間。寝る前っても、7時だったかな?明るいうちに入っておきました。なお、夜は結構冷えてくるので、注意しないと寝冷えしそうになります。山用のパーカーは真夏でも持っていこう!
でも秘湯っていいね。ゆっくり出来るし。1人でも超楽しいよ~♪
お宿の夕飯は4時半からと超早いです。私には十分過ぎる量でしたが、男性(中高年)には少ないらしく、夜中ポテチやらを食べる音が鳴り響いてました(苦笑)
食料、いろいろ持って行った方がいいかもしれませんね。
さて、明日は雨の予報ですが、とりあえず北温泉へ縦走予定。
遅くなると雨が強くなる恐れがあったので、朝食はパスしてお弁当をお願いしました。
夜はお宿にあったワタシ好みの本を数冊お借りして、読書タイムっと♪
消灯は9時ですが、それを待たずに、くーすかぴー寝てしまいました。
というわけで、1日目終わり~!
2日目の北温泉縦走はこちらです~
★補足★
本家ホームページ。基本情報はしっかり掲載されてます。1泊2食9000円です。
アメニティーは用意されてませんので(本当にまったく)ちゃんと持っていきましょう。用意されてるのは、手ぬぐいタオルと食事のみです。
ちなみに最短ルートだと2時間ほどで到着します。子供でも歩けるほどの山道なのですが、那須岳はすぐに風が強くなるので、そこが注意・・・かな?
他にも、大黒屋さんというところがあります。そこはもうちょっと高いです。部屋食らしくて、家族連れなどで平日でしたが賑わっていた感じでした。(煙草屋は5名でした)
私は煙草屋さんの癒し系オジサマ2名と、露天風呂が気に入ったので、こちらをオススメしておきますよ。
詳しい補足説明はこちらを参考に~