【秘境】雄大な日光布引の滝へ【暑い日は滝へ】
旧栗山村にある、秘境 日光布引の滝。
アドベンチャー感満載の絶壁をよじ登り、汗だくになって辿り着いた先には、落差128mの雄大な滝と、清涼感たっぷりの山の澄んだ空気。
外界は37度の真夏日を観測したこの日。
絵日記になりそうな、ベタな夏の思い出を作ってきました。
さてさて最初に言っておきます。
ここは本当にオススメなのですが、正直なところ、かなりツラいです。
技術的なことでいうと、たぶん上級に位置すると思いますので、単独行はやめて、必ず(体力のある)男性を連れて行きましょう。
今回は女性2名で登山開始しましたが、途中、単独行の男性と出会い、やっとのことで登頂することが出来ました。
てか、
男性がいなかったら、沢に出た時点で引き返すレベル
です!( ゚д゚)
自信のない方は、栗山ツアーってのがあります。ちょうど紅葉シーズンの10月下旬に開催されるようなので、そちらを利用するのが安全安心だと思います。
とまぁ前置きが長いですが、行くきっかけになったサイトはこちら↓
これを見て、行きたくならない人はいない!と私は思うのです。
モーニング娘。が行けたぐらいだし、簡単に行けるんじゃね?とか。
が、絶対に軽い気持ちで行ってはいけない・・・
今見返すと「いろいろ凄まじい」って書いてありますな。文章はちゃんと読もう!約束だ!
というわけで、今回の山行。友人と2名での登山です。
集合場所&登山口は、日光『家康の里』です。栃木の人はだいたいわかるのかな?日光市から大笹牧場経由で栗山(川俣)方面へ。
集合場所手前にある、蛇王の滝。
ここも良さげですが、布引の滝はこんなもんじゃない。
ここが集落の入り口。左手に突然出てくるので注意ですよ。
このまま突き進み、集落を抜けると、林道入り口に駐車場があります。
ここに駐車です。これ以上は車立ち入り禁止です。
「え~行けそうじゃん??」って私も思いましたが、後悔するのでやめましょう。この先、工事関係者以外、立ち入り禁止です。
8:30 登山開始
駐車場から伸びるアスファルト舗装の林道を、ただひたすら歩いて行きます。ずっと坂道ですよ。結構疲れます。
30分ほど歩くとゲートが出てきます。
しかし暑い・・・(~_~;)
そして虫が多い!虫よけスプレー必須です!
特に景色が変わるわけでもない舗装された林道をひたすら歩きます。
さすがに飽きてきたところで、鳥居発見!ここを登って行くと少しだけショートカット出来るみたいです。めんどくさいので行ってないです。
突如現れた展望台。ここから滝が見えるらしいのですが、行きはガスっていて何も見えませんでした・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
だんだん、来たことを後悔し始める。
10:00 布引の滝ハイキングコース入り口到着
1時間半舗装道路を歩いて、やっとこさ到着です。全身汗だく。
ずっと坂道なので、地味に疲れます。ここで一休み。ベンチもあるのでゆっくりします。
ただですね。アブとかハチとか、よくわからない虫とか・・・
めっちゃ狙ってきます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 非常に危険です!気が抜けません。
あと昔は、ここまで車が入れたようですが、今は出来ません。
ここまで車で来れたら、かなり楽なんだけどなぁ・・・ハァ…( ;-ω-)=3
さて10分ほど休憩したら出発。まだまだ登ります。
ここからは山道です。地味に進んで行きますよ。
しかし、暑い・・・滝はまだかぁ~!(~_~;)
30分登ると微妙な看板が。矢印方向へ曲がります。
まっすぐ行くと富士見峠方面に行くそうです。
なおこの手前で、単独行の男性とばったり。
誰も来ないので不安になって、引き返そうかと思っていたのだとか。
せっかくなので3名で山行スタート!\(^o^)/イェイ
ここからは下り。かなり荒れた階段をゆっくり降りると、渓流が。
このような渓流を3つほど過ぎ去ります。
汗だくの体にご褒美の清涼な風がっ!涼しい~!
この先の滝に向けて、期待が膨らみます。
快適な下りとなります。ずっと坂道で辛かったので、少し一息。
苔むす地帯突入。そういえばこの日の前日、『もののけ姫』が放映されてました。
米良美一のあの曲が脳内リピ。幻覚で見えるは、こだまちゃん。
11:00 苔むす休憩所 到着
疲れた・・・(ヽ´ω`)
でもここまで来たら、沢へはあと少し。頑張るしかない!
苔むす岩場をてくてく歩く・・・
11:20 沢到着
急坂というより、崖を下りたら沢に出ました。
遠くに目指す滝が・・・
まだまだ遠い・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
とまぁ、ここまで来てなんですが、なんと言いますかね。
印とかないんですよ。だから自分たちで切り開くしかないんですよ。
でも、流木とかすごすぎてなんかもぅ・・・怖い・・・ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
撤退しよう・・・
と、思ったのですが、同行した男性の力も借り、滝の真下まで行くことに。結構な岩場をよじ登ります。頭使うから、余計疲れます・・・( ´Д`)=3
こ、これは、、、ハイキングコースでは決してない!
11:40 前衛の滝下に到着
す、涼しいぃ・・・
ここでも十分素晴らしいので、「ここで辞めよう!」と我々女性陣は思ったのですが、男性よりフォローしてくれるとの申し出もあり、3人力を合わせて行くぞ~!!お~!!
と、(たぶん)同世代の3人は結束して、上を目指すことになりました。
男性も1人だと不安だったようです。こういう時は旅に道連れ?ですかね。
上を目指すロープは滝向かって右側にあります。手前にあるロープを使って、急斜面というか、ほぼ崖!?を登って行きます。
ロープは2本あって、結構丈夫なので体重かけても問題ないです。(あまり信用しちゃダメなんだろうけど、使わないと上に上がれない)
というか、傾斜すごすぎる・・・この後必死過ぎて、写真ありません。
友人も「帰りの下りが怖いよぅ~(ToT)」と及び腰でした(苦笑)
だけども、アラフォー世代3人(たぶん)はひたすら上を目指すのです。
で。
12:00 布引の滝 到着!
目標に向かって、皆ダッシュ!
滝だ~!滝!
わーぃ!ヽ(´エ`)ノ
外界は真夏日だけど、ここは涼しい風が吹いてるよ~♪
といっても、3人汗だくですけど・・・(苦笑)
無事到着出来た達成感に満ち溢れてマス!そしてこの滝の凄さよ!
これは行ってみないとわからない圧倒的なスケール。秘境感たっぷりです♪頑張って来て良かった~♪(´∀`*)ウフフッ
さてここでご飯。
今日はそんなにツラいとは思ってなかったので、飯ごう炊飯です。1合をカレーと一緒にペロリと完食。うまうま~♪(゚д゚)ウマー
あと、滝の水は飲めるそうです。確かに透明で飲めそうだけど、煮沸したらイケるかな??
てなことで、味噌汁の水は滝の水を使用しましたが、柔らかくて美味しい水でした。(煮沸済)
もし水が足りない人は使っても大丈夫だと思います。
食べ終えたら、とりあえず滝満喫する。
滝の裏側にも行けるそうですが、滑るので今回はパス。
友人もよく頑張ってくれました♪誘った私が言うのもアレですが、 とんだ場所に来てしまったもんだ。
というか、帰り無事で下山できるかが不安だぜぇ・・・
13:00 帰路へ
あの急勾配を下って行きます。友人は下りが非常に苦手とのことなので、先に行ってもらいます。私は何故かロープ得意で大好きなのです♪
てなことで、帰りはなぜか精神的に余裕が・・・
花を撮影したりとのんびり♪
きのこも。
白い花(としか言えない無知な私・・・恥ずかしいぃ・・・)
前衛の滝が見えてきました。
しかしここからが一番の難所。
後ろ向きにゆっくり降りて行きます。男性サポートのおかげで友人の足取りもしっかりです。ありがとうございます。
見上げるとこの急傾斜・・・よく登ったものだ。
でもいろいろな花が咲いているので、とても楽しい♪
前衛の滝の沢に到着。ここから、元来た道を辿ります。
正しい道なんてない。試行錯誤するから路なんだ!
沢沿いは滑りやすいので注意。
沢を経て、山の中に入りますが、入り口はこんな感じ。
最後までアドベンチャー感たっぷりです!
苔むしたところはいい感じ♪
ここから長い坂道が続きますよ。途中、荒れてるところがあるので、注意です。
去年の大雨で、登山道の階段も大荒れです・・・とても歩きづらいので、ゆっくり少しずつ・・・
同世代達は必死に登るのです。
登り切ったところに、ちょっとした展望良いところが。
ここから滝が小さく見えますよ。
さっきまであそこにいたとは思えない・・・人間ってすごい!
と感動したところで、この先は、ひたすら下りを歩き続けます。
こんなに長かったっけ!?と思うほど、ひたすら歩き続けます。
ただの林道をひたすらてくてく・・・
途中、集落が見渡せるところも。
てか、あそこまで下らないといけないのか・・・な、長い!
というわけで、文句を言いながら、下山も3時間半かかって、本日の山行終了!
16:30 駐車場 到着
本当にお疲れ様でした~!
登り 3時間半 下り 3時間半 お昼休憩1時間
で、朝8時半~夕方4時半 で帰ってこれました。
本当に疲れたバィ!
そして帰りは、大笹牧場へどうぞ。
牛乳100円とソフトクリーム350円がオススメですよ♪
久々に食べたけど、(゚д゚)ウマーでした。あ。8月は5時45分まで営業しているそうです。
というわけで今回の山行でした!
疲れたけど、精神的満足度が素晴らしい!
次の日からノンストップで忙しい日々を送っていますが、笑顔で乗り越えれる♪
下山直後は、もう一生行かない!と思ってましたけど、また行こうかな?
紅葉も素敵らしいので、ちょっとウズウズしていたり・・・
まぁ栗山ツアーあるしね。もしもの時は参加しようっと♪
これを見ている方も、自己責任で注意して行ってきてください。
さてさて最後になりましたが、途中で同行することになり、沢沿いや滝つぼまでの岸壁では、優しくフォローしてくださった男性のヤマレコはこちらです。
非常に参考になりますので、行こうと思った方はこちらを見よう!(`・ω・´)シャキーン
さて次はどこに行こうかな?
でもしばらくは落ち着きたい。
今度は危なくない、ちゃんとした山に登ろう・・・
塩原渓谷もいいみたいだしね~てか、そろそろ涼しくなってきちゃったけどネ・・・
こっちの夏は短いなぁ( ´Д`)=3