【鉱物学視点から】日向鉱山跡地へ【再び】
日向鉱山跡地にて、閃亜鉛鉱を発見の巻。
今回はちょっと鉱物学視点からの勉強会も兼ねて。5名でのんびりテクテク。
楽しみながら遊んできました。
さてさて。去年の秋に鉱山跡に行って以来、あのセピア色の世界にすっかりハマってしまいまして。
ハマると大暴走するタチです。私。
なので、県内の鉱山跡地の把握から県内産出の鉱物までを徹底リサーチしていたところ、この半年の間にいろいろと不思議な出会い、ご縁がありまして。
えぇっと簡単にいうと、同僚にゴリッゴリの鉱物マニアを発見したのと、地元の中学生に鉱物好きがいて。別々に話をしているうちに、どうしても二人を引き合わせたくなってしまって。
この世界、理解者少ないからね。
そこで、以前よりブログを通して交流していたnoster-o氏にバックアップを依頼。
また前回、一緒に鉱山に行った方も、「もう一度行きたい!」とのことだったので、計5名でツアーみたいな感じにして、レッツゴーしてきちゃいました。
当日は予想以上に皆意気投合して、終始笑いが耐えない山行になりましたよ~
というわけで、簡単報告です。今回も場所はお知らせしません。危険箇所が多いため、行きたい方は自分で調べて、行くのも自己責任でお願いします。
そんでもって、細かい説明は前回のログを見てもらうとして、今回はざっくり報告にします。
最初は廃れた林道を歩いていく。新緑が大変美しく、清々しい。この日は暑くなく寒くなく。天気にも恵まれ、本当に良いハイキング日和でした。
このあたりは通行止ながら、車やらバイクやらガンガン入ってきています。
なのでゴミが結構落ちている。しかし、なぜに便器が・・・!
林道横を流れる大滝沢。すこぶるキレイ。だけれど、よそ見すると崖から落ちる仕様。
元気っ子中学生が、すごい勢いでトカゲ、ゲット!栗山の自然ばんざーぃ!
鉱山眼の前にやってくる、超危険箇所。はぁ・・。全員無事で良かった~!(TOT)
(てか、これ帰りの写真やってん。ごめん。行き、撮影の余裕なかったの)
そして今年もやってきました、日向鉱山跡。相変わらず無数の車輪達がいい味出してます。
最初来た時見つけれなかった発掘跡。水ぴちょんでとっても涼しい♪
さて我々山チームはのんびり跡地散策しているのですが、鉱物マニア達はというと・・・
鉱山跡地手前にあるズリ(掘り出した鉱石を、振り分けた後のクズが山になった場所。)に釘付け!!というか早速、鉱物学講座開始してます!
近寄っていくとなんか楽しそうにコンコンしてる~♪
二人に「見つけたよ!」と言われたので、もらって撮影。右が閃亜鉛鉱。左が黄銅鉱。
何もないと思っていたズリにも宝物が!!!いや、これ自体にあんまし価値ないけど。
ただこの鉱山は銅7割亜鉛3割と言っていたので、まさにこの鉱山を表現するに値する鉱石ですね。ふむふむ。ちょっぴり感動。
そこまで興味がない我々は、崩れた校舎を見学しつつ裏手に回り、散策っとな。
花も咲いてるねぇ~♪など言いながら、のんびり散策して戻ってくると・・・
あ、まだやってる・・・(汗)もう1時間近く経過しておりますが、破砕機に見向きもせず、ひたすら目の前に石に戦いを挑んでいる。しかもめっちゃ楽しそう・・・
2名はほっといて、木陰見つけて私達はゆっくりお昼タイム♪
で。
私達がご飯食べ終わって、そろそろ出発だよ~って時にやっと石を割るのをやめた同僚。ご飯食べてないやん!てなことで、慌てて水分補給もさせながら、本日の釣果について話してもらう。
時間ギリギリまで採取するって事前に聞いていたけれど。本当だったのか。
同僚のオタクっぷりに、さすがの山友2名も興味津々に質問攻め(笑)
これがこの鉱山を表す鉱石。真ん中に水晶、閃亜鉛鉱と黄銅鉱の脈が見える。。。とか言ったと思う。
持ち帰ると嬉しそうに見せてくれた鉱石。金属含まれているから、ずっしり重い。
しかし重さと比例して、とっても満足そうな同僚を見て、ついニマニマしてしまう・・・職場と違って生き生きしている姿が見れただけ、オバサンは大満足よ~♪(*´ω`*)
中学生もとっても嬉しそう。うん。二人のこの笑顔が見たかった!
さてさてのんびりしすぎましたが帰ります!
また来たいけれど、あの崖危険だし、次のチャンスはないだろうな・・・
バイバイ。日向鉱山。戦争のない平和な時代、山奥でひっそりと朽ち果てていってね~
って、帰りはサクサクっと行きたいんだけれど、今度は山友noster-o氏がなぜかGEORGIA缶の歴史について語りだして、全然先に進まね~!しかも全種類落ちてたし!!
ヲタクの話は基本的に面白いので、ついつい引き込まれてしまう。いかんね♪
最後まで、なぜか中学生は石をコンコン。そして大滝沢沿いの林道は、こんな崩壊しまくってる崖ばかりです。今年の夏、台風直撃とかしたら、もうきっと行けなくなるんじゃないかなぁ。
稲ヶ沢分岐までたどり着いたら、ゴールはすぐ目の前。
お疲れ~と目の前の沢にドボンしたら、めっちゃ冷たい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ゆ、雪解け水だったかぁぁぁぁ~!
そして川辺の石までも気になってしまうようになった私達。
今日は一日とても勉強になりました。皆の笑顔が見れて、本当に主催(?いやむしろ幹事みたいな?)してよかった!
残り30分ほど歩いたら、本日のツアー?は終了!
今回はハラハラ・ドキドキの大スペクタクルアドベンチャーみたいな感じで、企画した私にはちょっと荷が重かったかな・・・と少し反省しています。
無理良くない。でも楽しかったし、noster-o氏にも会いたかったし。
私の大好きメンバー全員が集まる、このタイミングは逃せない!と思ったので、結果オーライってことにします♪(*´ω`*)
次は危なくない西沢金山あたり、一緒に行きたいな。
この後は上栗山の黄金の湯でのんびり温泉へ♪
人誰もいなかったので、こっそりパチリ。
ゆっくり出来たし、源泉掛け流しだし。言うことなしの1日でした!
最後に・・・
危険箇所の写真なんだけど、伝わるかなぁ??
これは4/22時点での写真。29日に行ったらロープ切られていました。
うすらある踏み跡は22日の時は土が水分含まずボロボロで足場が固まらず、完全にロープがないと川まですべって滑落する状態でした。
29日は3日前に雨が降ってくれたおかげで地盤が少し固まってくれたか、足場は前回と比べたらきちんとある状態。ロープが外されていましたが、十分渡ることができました。いやちょっと危なかったけど(汗)
私も帰りに一瞬下見てしまったせいで、足がすくんでしまい、後ろから中学生に「へぃへ~ぃ」してもらって、どうにかこうにか渡りきれた状態でした。
とにかく、ここいらの岩盤がボロボロ!
「だって、方解石だし・・・」と鉱物マニア達は言ってましたが、そんな1言で納得出来るかーぃ!
仕方ないことなのだけれど。確かに方解石が崩れて、砂漠状態になってるところ、いっぱいあったしね。
行きたいと思った方は、今年の栗山ツアーでも開催されるようですので、そちらへ参加されることを強くオススメします。いや本当に。
私はこの崖が怖いんで、次行くなら沢ルート探索しながらかな?