北海道 ローカル線の旅 2014-15 1日目 宗谷本線の旅
■□ 往復12時間 日本最大の盲腸線 □■
朝6:05 寝ぼけ眼を強引にこじ開け、ふらふらと始発の電車に乗り込む。
今日のプランは、宗谷本線走破。往復12時間の長丁場な旅である。
正直、「痔になるんじゃないか?」と一番不安になった路線でもある。
宗谷本線の電車は緑のラインが入ったキハ54形。
メタリックな感じはあまり好きじゃないけど、乗客も少なく、昔ながらのボックスシートを占領出来るのは正直嬉しい。
この旅で実感したけど、長旅に耐えるためには、荷物や足を自由に使える贅沢が必要不可欠なのだ。
さてさて、まだ真っ暗な旭川駅を出発し、6時間かけて終着駅『稚内』を目指す。
少しずつ明るくなる車窓からは、雪に埋まった駅が。
塩狩峠で有名な駅なのに、雪かきがまったく追い付いていない・・・orz
この後、北海道の大自然の雪景色が続くが、利尻富士も見れず、景色を楽しむことは難しい路線かな?
私の脳内では「中島みゆき」の「わかれうた」やら「悪女」がオートリピート。
旅情だなぁ・・・
ちなみにこの路線。
1時間半ぐらい運転すると、長らく停車してくれるので、トイレ休憩や写真撮影しやすく、かなりいい。
駅もかしこも雪だらけで、ホント、見ているだけでため息が・・・
ちなみに寝ぼけて撮影したので、なんという駅なのかさっぱりわからん。
稚内駅 11:56着
【北の果て】というか、寂びれた街をイメージしていたので、新しい綺麗な駅にビックリ。
あまりに驚きすぎて、写真撮るの忘れた。
駅には大きな土産屋・喫茶店、その上映画館まで併設されていて、旅行者だけでなく、地元の方々の憩いの場になっていた。
でもホームは単線だし、すっごく小さいんだけどネ・・・(汗)
↑とりあえずこれだけ写真撮った。
稚内駅前は駅が新しく大きくなったからか、かなり栄えている感じで、道の駅もすぐ隣にあって海産物など販売していて、散策するのもいいのだが、2時間後の電車まで時間があるので、路線バスで『ノシャップ岬』を目指すことに。
15分ほどで岬入り口に到着。1時間に3本運行しているので、行きやすいかも。終点だし。
正直、岬はたいしたことなくて、風が強いってことと、電車で一緒だった男の子が数人いたので、少し居心地が悪かった。
女性の一人旅(しかもけっこう年齢いってる)は、ガキどもにとってさぞかし不気味だっただろうよ・・・
↑トリミングめんどくさいので、ちょい顔出し。
ホントは最北端の『宗谷岬』に行きたかったけれど、今回は我慢。
駅でお土産と帰りの弁当(いくら丼)、ワイン、スモークチーズを購入して・・・
帰りはもっと乗客が少なくなって、非常に閑散とした車内。
それでも、時間通りにトコトコ行く感じがなんとも言えない。
そして帰りも車両撮影タイム満載♪
相変わらず、本当に鉄分多め。
夕日もいい感じだし、夕暮れ時の駅なんて、なんかもう言葉にならない!
鉄ヲタ目指したかったら、まずは宗谷本線に乗ることをオススメしたい。
20:20 旭川着
電車に乗っていただけだけど、なんか疲れた。
スーパーホテルは相変わらず素敵なホテルです・・・
寝ますっ!
●宗谷本線に乗って学んだこと。
・食料はいろいろ持って行こう。
・トイレとか気にしていたけれど、駅での停車時間が長い時が2,3回あるので大丈夫。
・乗客が少ないので、12時間はのんびり過ごせる。
・凍った雪の上を安全に歩く方法を知りたい。。。(泣)